2013年12月アーカイブ

 寒さも本格的になってきました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 2012年の7月よりFacebookを始めたためか、ブログの方はすっかりご無沙汰してしまっていますが、ここで少し最近のご報告をしたいと思います。

 秋は例年のごとく、秋田の国際教養大学での45時間にわたる集中講義をこなしながら、コンサートも東京をはじめ山口、石川、秋田、名古屋の各県で行いました。先月(11月)には、2年前にアトリオン音楽ホールと日本音楽財団の協力を得て始めた年一回の「青少年のためのレクチャー・コンサート」も3回目を迎え、また秋田県外での同シリーズも始まりました。

 秋田でのこれまでの3回は、第1回「音楽における愛のかたち」、第2回「大作曲家たちの友情と反目」、そして3回目の今回は「音楽の楽しみ」と題して、文学や絵画と音楽の表現における結びつき方や、音楽の根源的なかたちともいえる舞踏との繋がりについてのプログラムにしました。音響の素晴らしいコンサートホールで音楽を聴くということは、CDや身近で音楽を楽しむこととは違い、楽器の音の美しさや魅力と共に、演奏者と聴衆との双方コミュニケーションが特別な空間で経験できるという大切な機会と信じていますので、今後もこの特色を生かした青少年のためのシリーズとして、定着+広げて行けるように努力したいと思っています。

 数日前の12月13日、東京の米国大使館公邸で、TOMODACHIイニチアチブを記念してキャロライン・ケネディ大使主催のレセプションが行われ、政財界の名士の方々やメディアなど、約300人が出席されました。私もエルンストの「夏の名残のバラ」を演奏しました。TOMODACHIイニチアチブとは、東日本大震災後の日本の復興支援から生まれ、教育・文化交流、起業支援、指導者育成といったプログラムを通して、日米の次世代のリーダーに投資する官民パートナーシップです。このプログラムに参加した子供たちも招かれて、立派なスピーチをしていました。

 ケネディ大使は、私の演奏しているストラディヴァリに大変興味を持たれ、演奏後楽器をお見せしながら、その歴史や使われている木材についてなどの説明をしました。その時の写真を掲載します。

IMG_0369.JPG


















1511599_687431644624437_502986710_o.jpg


















 昨晩秋田にきましたが、すっかり一面雪景色となっています。大学の講義は既に終え、明日の期末試験を残すのみとなりました。年末にはすべて方付けて、東京に戻ります。





このアーカイブについて

このページには、2013年12月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年11月です。

次のアーカイブは2017年6月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。