2010年8月24日
音楽評 「第284回 オーケストラ・アンサンブル金沢」(2010年7月9日開催)
バーンスタイン「セレナード」の独奏は渡辺玲子。集中度は頂上に達する。ヴァイオリン全音域で見事に均質な「鳴り」を獲得した渡辺の独奏は、驚異の集中でギリシア古典の輪郭を描き出す。それは鋭利な刃物で輪郭を切り取ってゆく気迫だ。その極度の緊張のなか、不思議なエロティシズムを滲ませて続くオーケストラと独奏の対話は、原作のプラトン《響宴》の本質に肉薄する。OEK木管群の冴えた美音も秀逸。演奏会やCDで、この作品がこれほどの高みに達した例を知らない。
響 敏也
「音楽の友」2010年9月号
2010年8月14日
講談社ダブルCDマガジン「モーツァルト」にエッセイ掲載
講談社ダブルCDマガジン「モーツァルト」
全25巻(各巻CD 2枚)
8月19日発売
[第7号] ヴァイオリン協奏曲(CD2枚付:協奏曲1〜5、協奏交響曲)
詳細は
http://shop.kodansha.jp/bc/mozartcd/
2010年8月6日
第79回日本音楽コンクール ヴァイオリン部門審査
第1次〜第3次予選審査(9月23日から28日まで)
バイオリン部門 本選審査(10月23日(土))
詳細は
http://oncon.mainichi-classic.jp/
2010年8月6日
渡辺玲子6枚目のCDを録音
9月13日から9月15日の予定で6枚目のCDを録音します。楽しみにお待ちください。
2010年7月7日
朝日新聞7月7日(水)32面
「人ひとこと」欄
「根源的な何か」に向き合う:
「村上春樹の『1Q84』では、ヤナーチェクの曲がソナタ形式の主題のように繰り返し現れ、主人公の心の謎を解く鍵となります。彼の曲が選ばれたのは、その響きが何か原始的で根源的な共感を呼び覚ますからでしょう」
日本を代表するバイオリニスト。7月の「浜離宮ランチタイムコンサート」では、その超絶的な技巧でヤナーチェク作「バイオリン・ソナタ」などを演奏する。
「根源的な何かを感じさせてくれる音楽に向き合うことが喜び。共感していただければ、これに勝る喜びはありません」
7月29日 浜離宮ランチタイムコンサート
東京・浜離宮朝日ホール。03・3267・9990
2010年1月6日
明けましておめでとうございます。
2010年が平和で実りある一年になりますように、祈念いたします。

年末から極寒のニューヨークで過ごしています。ここしばらく摂氏零度以下の日が続き、強い風のせいで体感温度はさらに低く、マイナス15度から20度くらいの毎日を送っています。この冬は最初暖冬になると予想されていたようでしたが、現在はアメリカも全土に渡って寒さに見舞われ、フロリダでも例年に無く低い気温が続き、フルーツなど作物にも影響が出ているとのこと。
昨年12月には大雪に見舞われた秋田にも行きました。日本海の厳しく美しい冬景色は、自然の荒々しさと、人のいない独特の淋しさに心打たれると同時に、暖かい春が早く来てくれるようにとの願いが強くなります。
2月から、また日本でのコンサートも始まります。まだスケジュールの欄にはアップしていませんが、順次お知らせしていきますのでもう少しお待ちください。また、日本語のブログの幾つかを、現在英語版用に書き直しています。今月中には遅れていた英語版のサイトが開設できるように計画しています。
それでは、またコンサートで皆様に御目に掛かれることを願っております。
2010年1月6日 ニューヨークのアパートにて
渡辺玲子
12月6日
このビデオは渡辺玲子が講師を務める秋田国際大学(AIU)で6/22日に行った公開講座を録画したものです。ここでは先のバッハのシャコンヌを解説した部分につづいて「ヤナーチェク」のソナタ第4楽章について解説した部分を公開しています。 ビデオを見る▶
10月29日
このビデオは渡辺玲子が講師を務める秋田国際大学(AIU)で6/22日に行った公開講座を録画したものです。いつもは英語で講義を行っていますが、今回は市民の方も見られる公開講座としたため渡辺玲子は日本語で講義を行い、同時通訳を入れて英語でも説明されています。
講座全体は約2時間の長さがありますが、ここではこの中からバッハのシャコンヌを解説した部分をサイトで公開しています。 ビデオを見る▶
9月2日
9月2日秋田朝日テレビの6時17分からのローカルニュースに、8月30日に行われたアトリオン室内オーケストラとのコンサートの模様の他、国際教養大学の先生方と共同で行っている畑作業の模様などが紹介されます。 ビデオを見る▶
9月1日
皆様、ようこそ私のオフィシャル・サイトへいらしてくださいました。多くの方々の協力を得て、2009年9月からこの公式サイトがスタートする運びとなりました。ここでは私のコンサート活動を中心にして、国際教養大学(AIU)での英語でのレクチャー風景なども交え、私の活動についてのタイムリー且つパーソナルな情報を発信していきたいと考えています。
インターネットの世界的な普及で、国境を越えてリアルタイムで情報が飛び交うようになったのは素晴らしいことです。このことによっても、私たちは今文明の歴史的な大転換期に向かって共に生きているといえるのではないでしょうか。そう考えると、心のどこかで微かに将来に対する不安を感じながらも、歴史的な時代の生き証人になるかもしれないことに興奮も覚えます。
音楽を通して、そして私のささやかな趣味の畑や山歩き、そのほかの話題も交えながら、ここで皆様とご縁を持つことが出来れば嬉しく思います。CDからの抜粋、コンサートやレクチャー風景の動画なども随時 UPしていきます。どうぞお楽しみください。
2009年9月1日 渡辺玲子